これは父と王。そして、仲間とともに成長する物語・・・。
今回は「FINAL FANTASY XV」(以下FF15)のレビューです。掲載しているスクリーンショットは全てPS4版のものとなります。
また、「FINAL FANTASY XV POCKET EDITION」のレビューではありません。ご注意ください。
シリーズ初のオープンワールドを採用!
FF15は、シリーズで初めてオープンワールドを採用しています。
オープンワールドとはエリア移動を介さずに自由に動き回れる世界観のことを指し、スカイリムやホライゾン、そして近年ではゼルダBotWではこのオープンエアーと呼ばれる独特の形で発展させ、大きく話題になりました。
FF15ではこの広大なオープンワールドの世界をレガリアと呼ばれる車やシリーズでお馴染みのチョコボで駆け抜たり、モンスターとバトルすることができます。
爽快、驚嘆!FFならではの迫力あるバトルシステムはここまで究極進化!!
さて、RPGの醍醐味といえばもちろんバトルです。
バトル中は基本的に主人公・ノクティスを操作することになりますが、バトル中の旅の仲間との連携や魔法を使ったシフトブレイクで瞬間移動して攻撃することもできます。
Character
FF15の物語を語る上で欠かせないのは物語を盛り上げてくれる登場人物たちです。
ここでは主要人物と一部の人物を簡単に紹介します。
ノクティス・ルシス・チェラム(ノクティス)
主人公のノクティス。周りからの主な愛称は「ノクト」。
クールとも熱血とも取れない独特な性格で、人見知りで照れ屋。。(車での会話シーンで、プロンプトにルナフレーナの婚約について話しかけられて、照れるシーンがあります。)
ちなみに幼少期からの偏食家で、野菜を極度に嫌っています。
魔術を使った「武器召喚」を使い、様々な武器を多様する他、瞬間移動し攻撃する「シフトブレイク」も扱えます。
ルナフレーナ・ノックス・ルフーレ
神と対話することができる「神凪」であり、フルーレ家の当主。本作のヒロインです。
ノクトとは幼少期にともに過ごしたことがあり、「ルーナ」というあだ名を呼び間違えがきっかけで、以後その呼び名が定着しています。
そして、ストーリー中盤で彼女は持ち前の芯の強さと力強さでとある行動に・・・!
イグニス・スキエンティア
ノクティスの側付きとして幼少期よりともに過ごしてきたイグニス。
真面目でクールな性格。頭が切れ、パーティの中では参謀として作戦の立案を行います。また、料理好きでもあり、標でキャンプをする時に作る料理はイグニスが作ります。
使用する武器はナイフ。
グラディオラス・アミンティア
ルシス王家を護る「王の盾」の1人。
左目に傷、胸や腕元にはタトゥーがある大男。そのイメージに違わず、バトルでは大剣を振る舞い、豪快かつ果敢に戦い、時にはノクティス達を護る盾としても活躍。
ノクトとは剣術の稽古をしていて、戦闘力はかなりのもの。カップヌードルが大好きでもあります。作中ではグラディオのカップヌードルに対する一言がきっかけで・・・
ノクトとは衝突し合い、喝を入れることもありますが、一行を支える兄貴役でもあります。
使用する武器は大剣で、HPはパーティメンバーの中で一番高いです。
プロンプト・アージェンタム
ノクティスと高校時代に知り合った親友。他3人と違い、一般人。
常に明るく振舞い、一行のムードメーカー的存在。写真を取るのが大好きで、ゲーム内では時々プロンプトが写真を撮ってくれることも。(エフェクトもつけられます!)
使用する武器は、銃。
イリス・アミシティア
グラディオの妹。
快活で元気な性格。ノクトやイグニスとは幼少期から親交があり、特にノクトとは幼少期に迷子になったところがあり、好意を寄せていますがルナフレーナに思いを寄せているため、内心諦めています。
ストーリーを進めていくと彼女とともに行動するシーンがあります。また、彼女だけチョコボのデフォルトカラーがピンクの特別仕様。
うさんくさそうな男
つかめない性格の持ち主。
一行とはガーディナ渡船場で邂逅して以降、要所要所で邂逅を果たし、ときに手助けを行い、対立します。その正体は・・・!
アラネア・ハイウィンド
帝国軍の准尉。
傭兵育ちで、戦闘狂。空中戦を得意とする攻撃を仕掛けてきます。帝国軍を不安視しており、彼女自身は帝国軍に従事しておらず、退役を検討いているとのこと。
ストーリーを進めていくと、彼女とともに行動を進めるシーンがありますが、普段の彼女からは想像できない意外なシーンがたくさんあります。必見です。
戦いだけが全てじゃない!旅を彩る様々な要素
FF15はただのオープンワールドRPGとしてではありません。ノクト一行の旅を彩る様々な要素が用意されています。
PHOTO
旅の仲間「プロンプト」は写真を撮影するのが大好きで、冒険中に各所で写真を撮影してくれます。(R2ボタンでユーザーが撮影することも可能です。)
単純な撮影はもちろん、様々な効果をつけたり、撮影スポットを探したりと写真だけでもかなりの要素が肉付けされているのも特徴的。
ちなみにこれがプロンプトが撮影した写真です。オープンワールドならではの自由な世界観や美麗なFF15の世界で仲間とともに撮影する写真はきっと思い出の一枚になるはず。
Meal
旅の仲間「イグニス」は、キャンプでの食事時にもっている食材の中から料理を作ってくれます。
食事にはノクトや仲間たちに「攻撃力アップ」等の効果を付与する役割もある為、しっかり上昇ステータス値を見て作りましょう。
ちなみにFF15といえば料理がリアルだということが話題になりましたが、まさにイグニスが作る料理はまさにリアルでクオリティが高いものだらけです。
肉寿司にシチューにチキンライス・・・。どれもこれもリアルすぎて夜中にプレイした
ら本物に手が出ちゃいそうで心配ですね。
ちなみにこの料理の3Dモデルはスクウェア・エニックスの松尾氏によるとたまたま開発チームにいた料理が好きなアートディレクターが撮影した実写真をもとにスキャンし、ゲーム用に加工しているとのことです。
もっと詳しく知りたい方は下記リンクを参照してください。
また、イグニスはレストストップや街のレストランで食べた食事から料理を再現することもあります。
ちなみに日清食品とのタイアップで、FF15では作中で本物のカップヌードルや移動販売車が登場します。
ストーリーを進めていくとカップヌードルに関する特別なクエストを受けることもできます。
まとめ
さてここまで紹介してきましたが、最後にストーリークリアを前提としたまとめです。
私自身、FFCC以来およそ15年ぶりのFF作品でしたが、純粋に楽しめました。バトルシステムには魔法を使った「シフトブレイク」・「マップシフト」と言ったFF15ならではの要素も取り入れられれた爽快なバトルが実装されていて、飽きません。
食事のシステムは画期的で、面白いですし、精細かつリアルなグラフィックで描かれる食事とキャンプで食事をするシーンはまさに「旅の思い出」している感じがしていて作品中でも特に気に入ってるシーンです。
ちなみにメインストーリーを進めてマップを移動する上では特にロードを気にすることはなく30fpsを維持していましたが、各章(チャプター)間でムービーが挟まれる間にはローディングが長い場面が多かったのは残念でした。
また、ネット上でも散々指摘されていますが、ストーリー後半(主にCHAPTER 10~CHAPTER 14)は、一本道で自由度が失われており、オープンワールドとしての個性がない点についても残念でした。決して嫌いなわけではないのですが、もう少し自由に動けていても良かったのではないでしょうか。
良い点や不満な点ともにありますが、私としては非常に満足していて、この作品をきっかけにPS4やSwitchでFF本編シリーズを遊んでみようと思うきっかけなりました。
またFF15は様々なDLCが配信されており、そのうち半分は2019年に新たに配信されるとのことなので、そちらも楽しみですね。
「FINAL FANTASY XV」、FFを好きでない人にもそうでない人にもおすすめしたいFF作品に仕上がっています。
ヴェルサス13から10年近くの期間を費やして開発された「FF15」という素晴らしい作品に出会えて本当に良かったです。スクウェア・エニックス様、ここに御礼申し上げます。
「FINAL FANTASY XV」はPS4・Xbox Oneで好評発売中です。また、PC版がSteamとOriginで配信されています。
また、過去のDLCや様々な新武器やシーンがセットになったお得な「ロイヤルエディション」も発売中です。(通常版はロイヤルパックをダウンロードすることで、ロイヤルエディションの中身を適用することができます。)
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