本日、Microsoftはサポート文書を公開し、Windows 11 24H2、Windows Server 2025以降からは「ワードパッド」が削除されることを発表しました。
一部のバイナリが削除
- wordpad.exe
- wordpadfilter.dll
- write.exe
ワードパッドの廃止に伴い、Windowsから上記のバイナリも削除されます。
標準でリッチテキストファイルを扱えるソフトの削除へ
今回の削除により、Windowsからは.rtf(リッチテキストファイル)を標準で扱う方法が消滅します。
今後はMicrosoft Wordでの利用が推奨されるほか、.txtファイルはメモ帳で利用することが推奨されます。
リッチテキストファイルは1987年にMicrosoftが開発、策定したファイルフォーマットです。
リッチテキストは、プレーンテキストにくわえて文字に太字をつけたり、斜体にしたり、下線を引いたりすることができるのが特徴的でした。
なお、.rtfファイルはフリーのLibreOffice、Macのテキストエディットなどでも開くことができます。
1995年に発売したWindows 95で同梱されてから、実に29年もの間、同梱され続けてきたワードパッドですが、長い歴史に終止符が打たれることとなりました。
個人的な思い出話で大変恐縮なのですが、OpenOfficeに出会うまでは、Microsoft OfficeがないWindows XP時代にはワードパッドにはお世話になったと思います。
Windows 7でペインとともにリボンUIが採用されたときには「えっ!?」と驚いたのも懐かしいです。(もう14年以上前です)
29年もの間、本当にありがとうございました。
ソース:Microsoft