年内最初のレビューだけど、これマジでベストバイ候補です。
iPhoneに標準で付属している充電器、iPhone Xsと去年の標準モデル「iPhone11」までは「5W USB電源アダプタ」でした。
が、しかし充電速度は遅く急いでいるときにまり充電されていないということもしばしば...。
その後、自分は10Wポートを4つも装備している「Anker PowerPort4」を購入し、なんとか改善させました。
それでも少し不安だったので主に旅行や外出先で使うことを主としたUSB PDの充電器が必要だと思い、購入したのがこれです。
「Anker PowerPort Atom PD2」です。
GaNを採用している「Anker PowerPort Atom PD2」
「Anker PowerPort Atom PD2」はGaN（窒化ガリウム）を採用することで、デバイスの小型化を実現しつつ、高出力（USB-C 18W＋USB-A 12W）充電が可能なデバイスです。
比較してみると、Apple製の5W充電器よりもかなり小さいことがわかります。
使用レポート
充電アダプタのレビューなので、実際に充電速度を計測してみます。今回はUSB-CとUSB-Aで2回行います。
Anker PowerPort Atom PD2 USB-C（18W）充電速度
追い上げ方が凄すぎます。とにかく早いです。10分で10%ぐらい上がっていくので、1時間あればすぐにまた安心できるレベルにまでiPhoneが回復できます。
ただ、50分後ぐらいからは少しずつ充電速度がスローダウンし始め、厳密には「急速充電」ではなくなるかと思います。
これを見て、最初は「iOS13の新機能”最適化されたバッテリー充電”（下記URL参照）」かなーと思ったんですけども・・・
それが作動しているわけでもないので、おそらく正しい挙動だと思いますが、ちょっとびっくりしてしまいました。
他の充電器との比較
PowerPort Atom PD2のUSB-A（12W）ポートとの比較
W数があんまり変わらないのもあると思うんですが、そこまで速度が変わらないです。ただし、最終的な結果はUSB-C（18W）のほうが多く充電できました。
ちなみに12Wという電流値は、AppleがiPad mini・iPad Air・iPad（無印）に同梱させている充電器と同じものです。
Anker PowerPort4（10W）との比較
※比較のため、Lightningケーブル以外のケーブルはすべて抜いた状態で計測してあります。
これが今、常用していて就寝前に差し込んで使ってるのですが、大きな差はありません。
Apple 5W電源アダプタ（iPhone同梱品）との比較
実家のような安心感の遅さ...!!
純正の安心さはもちろんあるのですが、やはり低速。USB PDとかの急速充電規格がない時代って、本当に充電速度の遅さ・早さを気にしていなかったので何も感じていなかったのですが、流石に遅すぎですね。
最後に全ての比較です。
最も到達したパーセンテージが大きく、充電速度が安定していたのは「USB-C 18W」でした。
iPhone 8/8 Plus /X以降もしくはAndroid 6.0以降のUSB-C端子を装備した端末でUSB PDは使えます。今回、紹介した「PowerPort Atom PD2」以外にも市場には多くのUSB PDアダプタがあります。自分に合った電源アダプタを探して効率的に充電できる充電環境を構築してみてはいかがでしょうか。
