「まさかこれ全部!?」「全部見積もって一万冊じゃ!!探しがいあるじゃろ?」「(ありすぎだろ・・・)」
鈴木大図書館に展示された木箱「木神」。
その中に、入っていたのは「月の記憶」と呼ばれるムーンストーンだった。だがしかし、開け方が書かれた紙の在処はわからない。
こうなったら、探すしかない。1万札の本中から!・・・え?
というわけで四方が本で囲まれた図書館が舞台の事件でした。
珍しくほのぼの系の事件ですが、なかなか演出がこっていた事件でした。誰がキッド七日思わせる演出や、いつものシルエット犯人もキッド仕様に…。アニメだとこのキッドがレッドシルエットになっていてオシャレな演出になっていましたね。
家族愛のこもった何ともロマンチックなムーンストーンの物語。事件としてだけでなく、物語としてみても非常に面白い作品に仕上がっています。
ちなみにメタ的な法則として「キッドは、原作・アニメ・映画通して一度変装したキャラには変装しない」というものがあります。赤面の人魚の事件のときは、これで蘭画キッドではないと自分は気づきました。(あの事件のミスリードがあからさまだったというのがありますが)