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Apple Silicon搭載Mac発表イベント「One more thing」:Report

日本時間11日深夜3時に放映された「One More thing」の基調講演のレポートです。

なお、6月のWWDC、9月・10月のApple Special Eventに引き続き、今回も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインで開催されています。

Apple Sillicon

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まず最初に「M1チップ」が発表されました。6月のWWDCで発表されたApple Silicon製CPUの第1弾です。

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これまでのMacでは全ての機能を提供するために、プロセッサメモリ・入出力・セキュリティ用・メモリ用に複数のチップが搭載されていました。

しかし、コレがM1チップになると・・・

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1つのチップ、SoC*1として統合されました。これにより、パフォーマンスと電力効率が大きく向上することとなります。

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そして、M1チップには高性能と高効率の2つのコアを持つことにあります。Appleではこれを年々進化させており、世界最高の省電力CPUコアだとしています。

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M1チップの性能はWindowsノートPCの性能と比較しても2倍向上しており、わずか4分の1の省電力で高パフォーマンスを実現しています。

Apple Sillicon搭載「Macbook Air

 

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まずはMacbook Airです。

Macbook Airは前の世代と比べて、CPUが3.5倍向上し、画像の編集やiMovieでウェブ用にビデオを書き出すことも猛烈に早くこなせます。しかもAdobe Lightroomにも対応しています。

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まだ、前世代に比べて、グラフィックスも最大5倍向上しています。

M1チップの搭載により、Macbook Airファンレス化に成功しており、今までよりも静かに作業することも可能になりました。

M1チップの搭載により、バッテリー効率にも成功しています。

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Webブラウジングは最大15時間可能になりました。

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ビデオの再生も最大18時間になりました。以前より6時間も長くなりました。

ビデオ会議の時間も以前より2時間長くなりました。テレワークが多い昨今では嬉しい限りですね。

 

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さらに今回のMacbook AirはP3の広色域にも対応しています。

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以上、Macbook Airでした。

Apple Silicon搭載Macbook Airは104,800円からで、11月17日発売開始です。本日より予約受付が始まっています。

Apple silicon搭載「Mac mini

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次はMac miniです。

Mac miniのCPUパフォーマンスは3倍、GPUパフォーマンスは6倍それぞれ向上しています。

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Unityでゲームをデザインしたり、デザインした後にもバルダーズゲート3のようなゲームをプレイしながらグラフィックを上げることも可能です。

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背面の端子も引き続き多く搭載されており、Thunderbolt 3(USB-C)ポートはThunder bolt/USB 4へと生まれ変わりました。

搭載している端子は、Ethernet、Thunderbolt/USB-4、HDMI 2.0、USB-A、3.5mmヘッドホン端子の5つです。

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以上、Mac miniでした。

Mac miniは、72,800円(税別)からで本日より予約承継開始で、11月17日発売予定です。

なお、引き続き従来のIntel CPU搭載モデルも併売されます。

Apple Silicon搭載「Macbook Pro

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最後は、Macbook Proです。

8コアのCPUは最大で、2.8倍、グラフィックスでは最大で5倍、従来のCPU・GPUよりも強力になっています。機械学習も最大で11倍まで高速化されました。

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そして、新しいMacbook Proにはアクティブ冷却ファンが搭載されており、これによりCompressorのような負荷のかかる作業でもプロのようなパフォーマンスを実行できます。

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そして、最大17時間のWebブラウジングも可能になりました。

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ビデオの再生は最大20時間まで向上しています。驚異的です。

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以上、新しいMacbook Proでした。

Macbook Proは134,800円(税別)からで、11月17日発売予定です。本日より予約受付を開始しています。従来の下位モデルは今回のApple Siliconモデルに置き換えられ、Intel製を選択することができなくなっています。ご注意ください。

上位機種及び16インチは引き続きIntel製CPUを選択可能です。


以上、ここまでスクリーンショットApple Special Event「One more thing」より引用しました。

*1:SoC・・・System on the Chipの略称のこと。CPU・メモリ・ビデオチップやI/Oといった機能を1つのチップに統合したシステムであり、スマホタブレット・ゲーム機ではCPUに代わり採用するメーカーが多い。