「力づくで奪うまで」「ふっ」「退け!赤井秀一!」
ストーリー
左右両方の目が違う色をしている「オッドアイ」の謎の女性と仲良くなったコナン・灰原、少年探偵団の面々。しかし、その謎の女性との関わりは、様々な勢力を巻き込んだバトルロイヤルミステリーへの入り口だった。
そして、物語はNoCリストとともに急加速を進める。
劇場版名探偵コナン第20作・劇場版名探偵コナン20週年記念映画「純黒の悪夢」を見てきました。以下ネタバレありの感想です。
潜入捜査員とNocリスト
コナンの世界では、過去にFBI捜査官「赤井秀一」がライとして、現在ではCIAから 「水無怜奈(本名:本堂瑛海)」が、キールとして、公安警察から「安室透(本名:降谷零)」がバーボンとして潜入しています。
そして、コナン作中では、バーボンと同じく公安から潜入していた「スコッチ」の存在も明かされています。
NoCリストには、既に殉職しているスコッチを除外した潜入疑惑をかけられている組織のメンバーの名前が…。
オッドアイの女性
バトルロイヤルミステリーと称された今回の作品、序盤の少年探偵団と記憶喪失になったオッドアイの女性「キュラソー」との交流がかなり長めに描写されており、その後とキュラソーと少年探偵団の絆が終始強調され、終盤の観覧車崩落を防ぐキュラソーの姿に感動したのが印象的です。
黒の組織のメンバーと言われ、赤井や安室からは重要視されていましたが、終始優しい人物であったと言える映画でした。
解体
今回、爆破解体を安室透(本名:降谷零)がやっていましたが、警察学校時代に関わりがあった「松田陣平」の名前が出てきたことに驚きです。
松田陣平は、「揺れる警視庁1200万人の人質」で過去の佐藤刑事の想い人として描かれていた警視庁捜査一課強行犯三係の刑事で、爆破に巻き込まれ、故人となりました。
1つのエピソードにのみ登場した人物と、重要な人物との関わりがある人物は、極めて貴重ですので、本当に嬉しかったです。
Color
(ネタバレありの為最後の数行以外は反転して閲覧してください。)
この作品は、左右両方の目が違う色をしている「オッドアイ」のキュラソーが登場しますが、「観終わった後後、何色の気持ちになるかはあなた次第です(笑)」と公式HPでコメントを残しています。
ラストのキュラソーが崩落を止めたシーン。僕自身は、キュラソーの最後に「青色」に染まってしまいましたが、まだ映画を見てない人は、何色に染まったのでしょうか。
色は、青山先生がまじっく快斗の主要登場人物にも含まれるように設定している通り、青山先生がかなり大事にしているものだと私は考えています。
黒の組織との戦いに、決着はつきませんでしたが、コナンと赤井と安室、組織の垣根を超えた3人のコンビネーション、オッドアイの女性、謎は多くとも素晴らしいラストになったと私自身、思っています。
全てのコナンファンに捧げる20週年記念映画。今なら、枚数限定で「青山先生からの純黒の感謝状」も貰えますし、ぜひ劇場に足を運んで、楽しんできてください。
青山先生、長く続く様々な要素が混ざった、素晴らしい作品を本当にありがとうございます。
これからも「名探偵コナン」という作品を応援させていただきますので、どうかよろしくお願いします。