⚠アニメ「ポケットモンスター」新無印編35話のネタバレ感想を含みます。
⚠また、この記事は新無印編からの視聴者を主な対象とした記事です。
目次
今週のアニポケ新無印35話で、サトシのピカチュウが進化!?などという予告がありましたが、残念でした。
あれは、予告詐欺です。
ストーリー的にサトシのピカチュウは進化しません
それはアニメポケットモンスターの第14話までさかのぼります。今から約23年前。
サトシはクチバジムのライチュウに勝てないので、どうしたら良いのかと悩みます。そこで、「かみなりのいし」を使うことでライチュウに進化して勝てるかもしれないという情報を掴みます。
ですが、ピカチュウのままで勝ちたいというピカチュウの思いを尊重し、サトシとピカチュウは進化しないで勝利します。
このお話でお話づくりの暗黙のルールとして、サトシのピカチュウは
どんなにあがいても展開的にも進化することはありえない
いうことが確立します。(ダイヤモンドパールで進化するかもというフラグのお話はこれを再証明するためのお話かもしれません。)
そしてそれ以降、サトシはアーゴヨンが10まんボルトを使うまでおよそ約22年電気タイプのポケモン及び電気技を使うこともありませんでした。(電気タイプは未だにピカチュウ以外捕まえてません)
商業的にもダメ!
えーと、サトシのピカチュウを進化させると色々と商業的な意味で問題が起きます。
1つ目は、ピカチュウとライチュウではイメージが変わってしまう点です。ピカチュウで長年浸透しているにも関わらず、急にライチュウに置き換わってしまうとやはり違和感が起きてしまいます。もはや「アニメポケットモンスター=サトシのピカチュウとサトシ」という図式は大事だということがよくわかります。
これがポスター、フィルムコミックス、映画、ポスターに及ぶので大変なことになりますし、サトピカZやサトシのピカチュウが意義を失うということになります。
ピカチュウという存在がストーリー的にも商業的にも大事ということがよーくわかっていただいたと思います。
ちなみにピカチュウには「ボルテッカー」やZわざ「ひっさつのピカチュート」「1000まんボルト」といった専用技があるのももちろんあり、ポケモンという作品全体の大きな看板としてピカチュウのほうが大きいのがよくわかります。
イーブイや御三家以外のポケモンに専用技が用意されているかなり前から御三家と同じく専用技が用意されている点でもピカチュウという存在は大きいのです。
というわけで、サトシのピカチュウは進化しません。
ちなみに
ロコンも結局、アニメで進化を迫られるシーンが、無印編のアニメではありました。ですが、結局ロコンのまま強くなり、アニメではレギュラー手持ちから勇退しました。というわけで、ロコンも全く同じ道を歩んでいたのでした。(ロコン以外でアニメでは主人公サイドにこういったお話があるのはよくあるのですが今回は割愛します。)