名探偵コナン97巻感想＆レビュー

黒の組織のNo.2、ＲＵＭに向けて、物語は静かに加速する！

堂々の完結「死を呼ぶドラマ撮影」事件、雪山で弟子2人と遭遇した暗号事件「暗号に隠された殺意」事件、楽しいはずの山菜採りで起きた「死体はダーリン」事件、止まらない世良の追求の矛先はついに灰原へと向かった「古美術鑑定家殺人事件」の4編を収録。

眠りの園子に、眠りの山村...。久しぶりに見たけど面白すぎる...！

死を呼ぶドラマ撮影

97巻 File.1 大切な物ですから・・・

堂々の完結です。

本当に久しぶりの推理クイーン園子が炸裂。（79巻の赤面の人魚以来）いつ見ても、面白いですね。今回は、いつもの「寝ぼけてるのかしら？」「がっかり・・・」みたいな高飛車な台詞回しこそありませんでしたが、とにかくこの状態で推理ショー披露するのは、見ていて楽しいですね。

そして、事件終盤自殺を試みようとする犯人に向かって、蘭が決死の行動でなんとか救出...。この場面、本当に感動しました。事件で人が死ぬことを許せない優しさゆえの行動。そして、「命に他人のも自分のもない、大切なもの」という服部静香のあの言葉を忘れてなくて嬉しかったです。

そうですよね。「工藤新一NYの事件」の時も「二元ミステリー」の時もそうだって蘭は色んな人のために、行動してきたんだから...。コナンの中で自分が蘭が好きだと言うことを再認識できた素晴らしい場面です。

暗号に隠された殺意

97巻 File.2 探偵の目

97巻 File.3 雪山の山荘

97巻 File.4 泣く子も眠る

97巻 File.5 兄さんみたいに

97巻 File.6 ヤバい感じが

今度は5話連続で、雪山山荘で起きた事件です。

複数個、暗号が用意されていてそれらを解くという珍しい事件でしたが、本当にここ最近のコナンではなかなか、難しい暗号でしたね。

安室がRUMについて言及していましたが、今回もまたRUMと疑われているあの2人が出てきましたね。謎はますます深まるばかりですが、もうそろそろRUMの正体も判明してほしいですね。

そして、諸伏と安室の関係は、今後掘り下げられるのでしょうか..。もちろん、弟の景光のことで。

死体はダーリン

97巻 File.7 山菜採り

97巻 File.8 幸運のお守り

97巻 File.9 ドジだから

久しぶりの3話完結の事件です。

小林先生に、若狭先生、そして久しぶりの探偵団も出てきて気分はすっかり遠足気分...って違います。コナンでそういうことが起きる場合はだいたいフラグですが。（「お金で買えない友情」の冒頭で「コナン君と一緒に行ったら必ず事件に遭遇するもん」とか友達に言われてたりします...）

それにしても「サクランボは大好きだけど、錯乱は大嫌いだもん!!」っていう歩美の台詞ですが・・・。何とも的を射た発言すぎる...。ポンコツすぎる山村警部に言って起きてるときに言ってやりたい...。

古美術鑑定家殺人事件

97巻 File.10 堆黒盆

97巻 File.11 アダルトな子

97巻 File.12 時の流れを・・・

またまた世良が追求してきちゃう事件です。しかも今度は灰原に。

「明明白白*1」という言葉に反応して、灰原を諭そうとしていましたが、そこに沖矢（赤井）がまさかのフォローを入れるという名フォローでなんとか防ぎました...のもつかの間、今度はどうして自分が女の子7日という探りを入れます。目的がはっきり明確になっているとはいえ、世良の追求は一体いつまで続くのやら・・・💧