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路線バス乗車記第53回 横04系統 横浜駅西口→洪福寺→鶴ヶ峰駅→観音寺前→鶴間駅東口

歴史的幹線に大変革が…。

およそ14ヶ月ぶりとなる路線バス乗車記。まさかまさかの大復活です。で、復活第1回目のネタが横04という横浜駅に唯一来る相模ナンバーの路線バスという…ね。というわけで、今回は横04系統について歴史的経緯をはさみつつ紹介したいと思います。

横04と5系統について

横04系統について話す前に以前に当ブログでも4年2ヶ月前に紹介した5系統についてお話します。

5系統は今でこそ神奈中の路線ですが、その前は横浜市営バスの路線で、横04系統とは全区間で共通定期券を取り扱っていました。(主な便は亀甲山発着便・若葉台中央便です。)

ちなみにこの区間には、115系統も存在しておりそちらも共通定期券を取り扱っておりこの区間においては5系統や115系統を名乗る関連系統はこれだけ存在しました。

まとめるとこんな感じです。

凡例:オレンジ→神奈中 青→横浜市営 共管→緑
このうち、5系統若葉台中央便・よこはま動物園発着便および115系統は2008年に神奈中中山営業所(当時は大和営業所中山操車所)に移譲し、この区間から横浜市営バスの定期路線が完全消滅。

2008年の横浜市営バスからの5系統移譲により、1時間に2本あった横04系統は5系統や区間便である間01系統に置き換えられ、横04系統は1時間に1本に減便されてしまいます。

こういった経緯もある中、横04系統には根本的な問題がありました。

長距離がゆえに頻繁に渋滞が起こりやすい

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横04系統は、横浜駅西口から環状1号線を経由して、国道16号線をひたすら通る路線。川島町~鶴ヶ峰駅間の片側1車線という路線の性質上、どうしても頻繁に渋滞が起こりやすくこの区間におけるバス路線を含む自動車の渋滞は慢性化しつつありました。

そして、鶴ヶ峰駅より先、目黒~観音寺前の国道246号・東名高速といった渋滞が頻発しやすい区間も経由することもあり、時刻通りに路線が動かないことも多くあります。(今回の減便前より前に1回乗車したことがありますが、2時間近くかかった記憶があります。

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その為、鶴ヶ峰駅で路線が分断されることとなり、平日早朝1本を除き、横04は運休となりICカード乗継割引が神奈中バスの路線限定で新たに開始され、手間こそかかりますが大きな変革となる見込みです。(乗継割引の詳細はこちらを参照)


ちなみにこの路線ですが、もう1つ他の路線にはない特徴として観音寺前~下鶴間間の狭隘区間というものが存在します。バスや自動車がギリギリ往来できるほどの狭い道ですが鶴間駅鶴ヶ峰駅に出る路線としてこの路線(横04)や区間便の間01、町田バスセンターに出られる町86系統は貴重な足として機能していると思われます。

横04系統は早朝1本を除き、実質廃止に近いような形で大減便されてしまいますが、上記にも記載したとおり、渋滞がある以上、やむを得ない判断だったと思います。

横04系統を運転してくれた神奈川中央交通様、今まで本当にお疲れ様でした。