「あぁ、公安お得意の違法作業だ!」
STORY
5月1日。その日、東京湾に浮かぶリゾート施設「エッジ・オブ・オーシャン」だった。だがしかし、突如として爆発が起こり、その監視カメラに映っていたのは…。
劇場版名探偵コナン第22弾「ゼロの執行人」の感想です。ネタバレ要素を含みますので、OKな方は続きを読むからどうぞ。
ZERO IMPACT
今回のコナン映画は最初から衝撃の展開が続きます。
いくつかあげてみると
- 小五郎が逮捕される展開
- 主要舞台であるエッジ・オーシャンが爆破される展開
- まだ序盤であるにもかかわらず蘭が新一に助けを求める展開(※コナン映画における通例は、コナン(新一)が蘭の身の危険を心中で案ずる場合で、新一に助けを求める事自体はよほど危険な場合を除いてほとんどないです。
こんな感じです。あの・・・これ・・・序盤ですよね。
そしてこれ以外にも、コナン映画では珍しく法的に小五郎は助けられるのか等の司法的な立場からの解釈・説明等が行われたりしています。
また、今回は小五郎が逮捕されたということで妃弁護士に相談するわけですが、妃弁護士事務所自体は、原作やアニメで何度か登場していますが、今回はいつもの探偵事務所ではなく、そちらがメインでお話が進みます。これもなんだか斬新な点ですね。
JUSTICE
今回のコナン映画では日本の安善と秩序の維持を目的とした「公安警察」が登場します。
また、この映画で「警視庁公安部」「警察庁公安部」「検察庁公安部」の3つの組織があることも説明されていましたが、コナン映画に出てきた今までの組織と違って数が多くて複雑ですね。(ちなみに安室が所属しているのは警視庁公安部)
コナンと安室、各々がゆずれない正義に動くのですが、安室側は何やら不穏な動きが漂っていて怖いなーと思いながら見ていました。(予告の「安室という男は人殺しだ・・・」の後の顔のせいというのもあります。)
そして、注目したいのは同じ公安であっても安室と風見であっても「正義」に対する価値観が違うということですね。安室は多少強引な正義の価値観を持っていますが、風見は常識的な価値観を持っている点。
二人の間で意見が違いつつも、目指している正義は一緒であるというところを見ると何だかんだで感心してます。(ちなみに2人が大型スーパーで食品棚こしに秘密裏に会話しているシーンをは何だったんですかね。シュールな笑いがこみあげてきました)
IMPULSE
今回の映画では「IoT*1家電」「不正アクセス」が大きく取り上げられていますが、とにかく衝撃的な描写が多いです。
IoT家電を巻き込んだ今回のテロ攻撃は今までのコナン映画と違い、身の回りにあるものが犠牲になって行くので、見ていて何が起こるかわからないので、正直言って怖かったです。
GUARD
最終局面において、全てが明らかになり「一件落着!」かと思いきや人工衛星「はくちょう」のカプセルが衝突を防ごうとする為にコナンと安室が行動をともにしますが…。
安室さん、橋の上通ったり、モノレールのレール通ったり色々やばすぎでは…。主に発想が…。
多彩家の安室さん、色々できるのはすごいけどやっぱり車方面が1番長けてそうですよね。