日本時間6日2時(5日26時)に中継されたWWDC Keynote(基調講演)のまとめです。発表内容が長い為、tvOS・watchOS・macOS編とで、iOS編でそれぞれ分割しています。
また、iMac ProとiPad Proは、それぞれ別記事で紹介します。よろしければ、合わせて御覧ください。
tvOSにAmazonプライムビデオ登場
tvOS向けに新たにAmazonプライムビデオが登場することが決定しました。クック氏もドヤ顔。
watchOS4
Siriのウォッチフェイス
新たにSiriをメインとしたウォッチフェイスが登場します。時刻や行動パターンによって、様々な情報カードを表示してくれます。
ワークアウトアプリも刷新され、高強度インターバルトレーニング(HITT)に対応したアルゴリズムが追加され、Apple Watch SERIES2のみですが水中ウォークアウトにも対応しています。
また、Gymkit対応フィットネス対応製品との連携機能も追加。
macOS10.13 high sierra
次期macOSの名称は「High Sierra」に。
デフォルトのファイルシステムはAFSへ。
昨年のWWDCで開発が発表されたAFSがmacOS10.13 high sierraで導入され、デフォルトのファイルシステムとなります。
AFSは、HFSと互換性を維持しつつ、64ビットのデータ構造をサポートしたファイルシステムで、反応速度も非常に良くなり、将来的なストレージ追加も容易となりました。
HEVC High Efficiency Video Coding(H.265)に対応
次世代動画圧縮規格HEVC(H.265)に対応します。Windows 10はデフォルトで対応しており、Neflixにも対応している他、Ultra HD Blu-rayディスクはこの規格を採用しています。
ファイルサイズは、標準で40%軽量化されています。
Metal 2
機械学習やVRへの対応を盛り込んだMetalの次期バージョン「Metal 2」も正式発表されました。
フレーム単位のデバッグやデバッグ検索高速化やGPUカウンターなども盛り込まれています。
開発者向けキットも新たに公開されます。Thunderbolt3接続のAMD Radeon RX580搭載の外付けGPUボックスも提供されます。USB Type Cのハブが同梱。これは豪華。
また、Metal for VRが発表され、mac OS 10.13 High Sierra上でVRがサポートされるように。
また、同時にSteam VR、Unity、Unreal Engine 4の対応も表明されました。
macOS 10.13 High Sierraは、今週提供開始予定で、開発者向けプレビューは本日より公開されています。システム要件は、Late 2009以降のiMacとLate 2010以降のMacbook Air / Mac PRo、Mac mini、Mac Proです。
iMac・iMac Pro
macOS High Sierraとともに新型iMac、iMac Pro、Macbook、Macbook Proが同時発表されました。iMac Pro以外のモデルは全てCPUがSkylakeからKaby lakeに変更されたマイナーアップデート。
ソース:Apple