据え置き機のバトンがいよいよ渡されます。
任天堂株式会社は、Wii Uのラインナップページを更新し、Wii Uを近日生産終了することを発表しました。
Nintendo Switchへバトンタッチ
任天堂公式ホームページの本体ラインナップのページが更新され、Wii Uプレミアムセット・スプラトゥーンセット両セットとともに国内での生産終了が発表されました。
(E3 2011 Wii Uコンセプト動画より)
Wii Uは2011年6月のE3でタッチパネルディスプレイを搭載したコントローラーが大きな注目を浴び、翌年の2012年6月のE3で詳細が公開され、12月に発売されました。
しかし、発売当初から販売不振が続き、お世辞にも売れているとはいえない状態でした。
その一方で、コアな任天堂ファンからはこんな評価も。ピクミン3やSplatoon、ベヨネッタ2など名作が数多く発売されたハードでもあり、商業的には失敗したとは言え、数多くの名ソフトを出せた言うなれば「怪我の功名」を体現したとも言えるハードでもあります。
ちなみに、任天堂の広報担当者はEngadget Japaneseの取材に対して以下のようにコメントしています。
永続的に生産し続ける製品はない。次世代ゲーム機のSwitchは持ち運べると言っても据え置き型のゲーム機なので、皆さんの興味はそちらに移っていると思う。
今回の生産終了の背景には、2017年3月発表のNintendo Switchの発売があるからでしょう。
岩田社長時代に発売された最後のハード「Wii U」から君島社長時代に発売される「Nintendo Switch」への世代交代。任天堂の時代の移り変わりを感じるニュースとなった今回の生産終了。任天堂が培った技術やアイディアなどの多くのかけがえのないものに生まれ変わると信じて、Nintendo Switchの発売を待ちたいと思います。
今まで、ありがとう。Wii U。
ソース:任天堂、Engadget Japanese