Multi Style NX

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コンシューマーゲームとモバイルゲームの対立。真に健全なゲームスタイルとは一体何か?

今回の記事は、あくまで個人の見解のもと作成しております。任天堂株式会社及び他のゲーム開発会社とは、一切関係ありませんので、任天堂株式会社及び他のスマートデバイス向け企業への批判及びクレームは絶対におやめください。

super nintendo

最近の流行に「スマートフォンの基本無料(F2P)ゲーム」というものがあります。山手線や京急線に乗っていても、よくプレイする方をお見受けすることも多いです。

当記事は、「スマホゲー=NG」という見解の元執筆したものではなく、スマホゲーに対して付随する特定の課金方法に対して語りたいと思います。

雑文になるかとは思いますが、暫しご付き合いください。

何故懲りない?有料ガチャ

Gashapon!

数年前ほどに、「有料ガチャ」が問題になったのを覚えている方はいらっしゃるでしょうか。

私がどうしても、許せないのがこの「有料ガチャ」。通常のスマートフォンのゲームにおいて、ガチャというものが存在するのはみなさんご存知かと思いますが。

Roulette

有料ガチャは、その名の通り、課金をして、「1/X00,000(ゲームによって異なると思いますので、ここはXとさせていただきます)」の確率でレアアイテムが出るというシステムです。

この場合、いくら課金したのかは無問題であり、寧ろガチャの企画者たちに問題があると指摘するべきでしょう。

Roulette - 313/365 - 9 November 2013

何回ガチャをしても、課金額に応じてレアアイテムが当たることもなければ、複数回ガチャを回すことで、レアアイテムが出てくることがない。私は、ただただこれが許せないのです。

そして、挙句の果てには、最近では、抽選率を操作している例もあるとのこと。

欲しいアイテムの為にお金をかけているのに、それが当たることなく、お金を投資し続ける。これが本当に、果たして健全といえるのでしょうか。

コンシューマーゲームの場合

Nintendo

さて、ここで一旦話をコンシューマーゲームに戻します。任天堂の決算説明会の質疑応答でこんなやり取りがありました。

Q.(前略)以前「ダウンロード売上はそんなにすぐには業績に寄与はしてこない」という話があったが、当上期のダウンロード売上高は約51億円で、現時点で上期の実績を見てその点に対してどう考えるか。また、『ファイアーエムブレム 覚醒』の追加コンテンツのダウンロード数や有料追加コンテンツ売上高が東京ゲームショウのときに発表されていたが、来期以降、このダウンロードコンテンツがどのくらいの規模感を持ってくるかというところをあわせて教えてほしい。
A.(前略)例えば、「『どうぶつの森』でダウンロードコンテンツを出せば、ものすごくもうかるのではないか」と考える方がいらっしゃるかもしれませんが、逆にそれをやると、『どうぶつの森』というゲームがものすごくお金の力にあかせて遊ぶゲームに変わってしまって不健全になりかねないので、開発チームともよく相談し、一切そのような要素は入れておりません。一方で、『Newスーパーマリオブラザーズ2』では、追加コースのパックをダウンロードで販売しているのですが、これは実際に遊ばれた方に非常に楽しんでいただいているという反応も聞いておりますので、こういうところにはいろいろな可能性があると思います。ですので、個々のゲームごとに考え、お客様と折り合いがつくところを探してやっていきたいと考えています。基本的に私たちの考えは、そのやりかたでお客様と長期的な関係が築けるかどうかで判断をしているつもりです。

以上、2012年10月25日(木)第2四半期決算説明会 質疑応答Q8/A8より一部省略引用。

どうぶつの森において追加コンテンツを行わないとのことですが、これ以外のゲームでは任天堂のゲームでは現在、追加コンテンツの発売を行っており、F2Pスタイルのゲームもリリースしています。(ポケとる

しかし、これらのゲームは、スマートフォン向けのゲームと違い、「ゲームをプレイして、物足りなかった人がダウンロード」するものであり、それらの拡充の必要のないどうぶつの森においては、課金をする必要が無いほど充実しているということです。

任天堂のゲームの場合、ゲームスタイルに合わせて追加コンテンツを提供するか否かの選択をする為、またゲーム機とスマートフォンとの環境の違いの点から、パッケージ版・ダウンロード版のゲームには極力ガチャを投入しない、いや、投入する必要が無いと解釈することができます。

因みに、任天堂が投入するスマートフォンのゲームや3DSWii Uのダウンロード専用ソフトも同様だと私は思っています。


最後に

さて、今回の記事ですが、有料ガチャの危険性と「任天堂がガチャを投入する必要が無い」というちょっといつもとは趣向を変えた記事でした。

Nintendo GAME BOY

ゲームを楽しむのは大事なことですが、我々にがいま直面しなければいけないことは、「健全にゲーム」を楽しむことだと思うのです。

ガチャは確かに面白みもあるのですが、そこにお金を使うのは間違っていると私は信じたいです。駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。今回は、この辺で筆を置きたいと思います。そして、明日からはE3 2016です。我々の信じるゲームメーカーたちは、どのようにして魅せてくれるのでしょうか。ゲーム機の健全な未来に注目です。