さぁ、Android Wearの使いやすさを次の次元へ。
Googleは、本日自社のAndroid公式ブログにて、Android Wear端末向けのAndroid 6.0アップデートの配信を開始したことを正式に発表しました。
アップデートの対象端末
今回のAndroid Wear 6.0のアップデート対象端末は、Android Wearが動作する全ての端末に提供されます。
Google I/O 2014でお披露目されたLG G WatchやMoto 360のような古株モデルから、今年発表さればかりのCasio Smart Outdoor WatchやHuawei Watchの女性モデル向けにも提供されます。
アップデート端末が限られてしまうことが散見されるスマートフォンとは違って、ほぼ全てのモデルにアップデートが行き渡るのは嬉しいですね。
Android wear 6.0の新機能
ここからは、Android Wear端末にAndroid 6.0で提供される新機能について紹介します。
まずはじめに、アップデートの目玉と言っても過言ではない「ジェスチャー機能の強化」から紹介します。
Android Wear Android 6.0では、手首を撚ることで、Android Wear端末に表示されているカードのスクロールされる機能が実装されています。
今までのようにAndroid Wear端末の腕時計のタッチパネルでスクロール操作をしなくても、良くなったのでこの変更は嬉しいですね。
また、Android Wear Android 6.0では、「メッセージアプリの音声コマンド」も新たにサポートされています。今まで、Androidスマートフォンでは、POBox PlusやGoogle日本語入力などの一部のIMEが音声入力を対応していましたので、腕時計で音声コマンドを入力できるのは、嬉しいですね。この機能はGoogleハングアウトやWhatsApp等のアプリがサポートするそうです。
また、ASUS ZenWatch2や日本での発売が予告されているmoto360(2nd)やASUS Zenwatch2などの最近発売された一部の端末では、内蔵スピーカーがサポートされるそうです。
スマートフォン向けのAndroid 6.0 MarshMallowと比較してしまうと、だいぶ遅くなったAndroid Wear用のAndroid 6.0ですが、Android Wearに足りない部分を補完する素晴らしいアップデートだったと個人的に実感しています。
競合しているApple Watchと比較してしまうと、どうしても機能不足さの指摘がやまないAndroid Wearですが、今回のアップデートで私自身、機能不足という汚名は払拭されたのではないかと実感しています。
Android Wear 6.0は、Android Wear OSを搭載した全ての端末で、本日から配信開始です。