携帯電話のパフォーマンスを次の世代へ。
米クアルコムは、本日スマートフォン・タブレット向け最新Soc「Qualcomm Snapdragon 820」を正式発表しました。
Qualcomm Snapdragon820のスペック
Qualcomm Snapdragon820は、全世代のQualcomm Snapdragon810からコア数が8から6に変更されており、オクタコアからクアッドコアに変更されています。
コア数を半減しつつ、Snapdragon820ではより高速なパフォーマンスを実現しています。もちろん、64ビットにも対応しています。
新たに最大4.6GbpsのIEEE802.11adをサポートしており、これまでのWi-Fi通信より大幅に高速化されています。
GPUもAderno430からAderno530にアップデートされており、グラフィック性能も40%向上しています。
また、Qualcomm Quick Charge 3.0もサポートされており、今までよりもより高速な充電に期待できそうです。
Qualcomm Snapdragon 810から順当な変化を続けたQualcomm Snapdragon 820。
これまで動作遅延は、スマートフォンを語る上で切り離せない課題となっていた為、今回の高速化は素直にうれしいところ。Googleの独自開発プロセッサの噂やIntel Atom、NVIDIA Tegraの登場によってスマートフォンSoCを取り巻く状況は目まぐるしい変化を遂げていますが、今後、Qualcomm Snapdragonはどのような変化を遂げるのかが楽しみですね。