「入っていた文字は多分PUT ON MASCARA・・・丁度その頃、ある化粧品メーカーがマスカラに手鏡をつけたら大ヒットしたらしいわ・・・」
「柄がくっつくと音が出るようですが・・・録音機能とかは?」「そんな便利な機能はありません!!」
「17年前・・・羽田浩司が殺された事件と酷似しているんだよ・・・俺をFBIに駆り立てたあの事件にな・・・」
羽田秀吉の言葉から出された人名、それは彼の義弟「羽田浩司」の名前だった。プロ棋士の羽田浩司が何者かによって殺害されたという。そして、同じ日の同じホテルでアマンダ・ヒューズも殺害され、右手にはハサミを握りしみていた痕が残っていた。
そして、その時、博士はハサミを握りしめていたことから、奥穂町で起きた事件のことを思い出すが、その場に現れたのは沖矢昴で・・・。
というわけで、組織のナンバー2、ラムと新しく出てきた「PUT ON MASCARA」という暗号に近づき始めるきっかけを掴む事件でした。
トリックはシンプルですが、かなり下準備のいるトリックでしたね・・・。こんなトリックよく考えますね、本当にこれでもかって思うぐらい感心したトリックもないような気がします。