映画の予告編を見て、「見に行こう!」と決意するまで数秒となかった映画。今でもそう、覚えています。
というわけで、映画「君の名は。」DVD/BDが本日7月26日に発売されました。
鑑賞時か数えて2回目のレビューとなりますが、今回はDVD/BDの発売を記念してスペシャルエディションの中身についても合わせてレビューしていきたいと思います。
当たり前ですが、ネタバレ全開ですので、OKな方のみ続きを読むをどうぞ。
君の名は。
とりあえずこのシーンを最初に発した時に思ったのが「えっ?」の一言です。予告のストーリーはどうした・・・みたいな感じで。後から思い返してみるとこのシーンもちゃんとした意味合いがあるんだなぁと思いましたけど。
夢灯籠
で、そんなシーンから、オープニングテーマ「夢灯籠」に続きます。
どんな映画になるんだろうかなとか思いながら、初回鑑賞時は見ていたんですけれどもディスクを見返すとまさに本編ネタバレがちょくちょくあったり、スパークル(original ver)のMVに流用されている部分が多いなぁとか考えながら見ています。
名前は三葉
「これはどんな映画なのかな」・・・あれ?え!?
最初に思ったのが上の台詞ですよ。うん・・・。
このシーンは、新海作品が得意とするリアルな世界の描写を楽しむシーンでもありますが、入れ替った後の世界であるということが後々わかります。
で、偶然にも7/30は横浜市長選挙なのですが本当、選挙運動ってうるさいですよね。あんな町長に言われても・・・。
で、この場面には色々と高山ラーメンだとかかたわれ時だとかの伏線が挿入されているんですよね。
口噛み酒
もうこんな町いややー!こんな人生いややー!来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!!
宮水神社で行われている世界最古のお酒「口噛み酒」(公開処刑)のシーン。
これが、本当に後のあのシーンに繋がるとは・・・。まさに奇跡ですよ。ちなみに言うと「巫女の口噛み酒」はイメージですが、三葉曰く酒税法違反だそうです。そうなの・・・?
で、このシーンの上記の三葉の台詞は予告と若干違ってます。で、四葉の「アホな人ややな。」があることに何より驚きました。
はじめての、東京
(中の人が)女の子になんてシーンをやらせてるんだ・・・この映画は。
まったく・・・本編開始から数十分でこんなシーンが多いだなんて。
で、このシーンをよく見てみると新宿駅近くだということがわかり、バスタ新宿が写っていることがよくわかります。
スマートフォンを片手にはじめての東京に出向くこのシーンの感動と新鮮さに驚かされます。
爪楊枝入りピザ、そして動き出す2つの時間!
その後のシーン、バイト先で戸惑いながらもバイトを続けているさなかに、爪楊枝入りピザを入れてくるゲスクレーマーに接したのは奥寺先輩。
「今日の瀧くんのほうがいいよ」のシーンが未だに印象的です。このシーンの何が言いって、「今日の」って言うのが最高にクールなんですよね。しかも女子力も評価してますし。
そして、2人は勝手に楽しく、すれ違いながら、入れ替わっている各々の時間を過ごしていくことになります。
交差する物語
あの男/女は・・・!!
前前前世(映画限定ver、original verとも違います。)が流れ始め、状況説明の三葉と瀧のナレーションが挿入され、日記アプリで取り決めを共有することに・・・。
タイムラプスで流れていく東京の姿、違う場所で、各々の関係に突っ込み合いながら、2人はこの入れ替わりを楽しみます。
加速する物語
入れ替わった状態で、三葉(中身は瀧)は家族全員で御神体へ。
そして、自らの半分である口噛み酒を御神体へ置きに行き、その帰り入れ替わりは解け、起きたら涙が出ていた瀧は奥寺先輩とデートに行くことに。
もちろんこれも三葉が勝手に決めたことだとわかり、2人はデートへ。その様子を思っていた三葉もまた涙を流していました。
自分はデートなんてしたことないんですが、このシーンを見て御神体のシーンとのただの対比ではない奥寺先輩との関係がどこか悲しくて切なくて、三葉という存在が少しずつ大きくなっていることがわかります。そして、三葉の中で瀧の存在は・・・。
そして、何故かこの日を境に入れ替わりは起こらなくなり・・・。
会いに
あの、奥寺先輩、「キャー、可愛い!!」じゃなくてですね、気になる女の子をですね・・・
そして場面は大きく変わり、瀧は三葉に会いに新幹線経由で岐阜県・高山へ。そして、高山ラーメンを食べて東京に戻れる時間を心配し始め、自信を喪失し始めた瀧の前に高山ラーメンで新たな情報が・・・
消えた糸守
伝えられたのは、スケッチしたはずの町「糸守」だった。3年前に隕石によって消失したのは、糸守という町。
そして、スマートフォンのアプリから文字化けして次々と日記が消えていきます。
次々と判明していく真実を目の前に瀧は、「宮水三葉」の名前を見つけます。
それでも諦めきれなかった瀧は、あの場所へ。
口噛み酒トリップ
雨の中、御神体へとたどり着いた瀧は口噛み酒を飲み、時間を超えて入れ替わっていたことに気づきます。
ここの演出が何よりも不思議で、時間が戻ると信じた瀧は、時間を逆行し、前の時間軸の三葉への入れ替わりを果たします。
ティアマト彗星
「やろうぜ!(完全犯罪を)俺たちで!」
入れ替わった瀧は、三葉の同級生、さやちんとてっしーに指示を仰ぎ、ティアマト彗星彗星落下防止作戦を実行に移します。
そして、三葉の作戦は着々と進みますが、瀧は少しずつ違和感を感じ始めます。
そして、三葉は瀧に入れ替わり、時間を超えた真実を知ることになります。
ちょっと、東京行ってくる
「(瀧くんなのに・・・)」
「変な女・・・」
「あのさぁ、あんたの名前!」
「名前は三葉・・・三葉・・・!」
「3年前、お前はあの時俺に会いに来たんだ!」
三葉もまた瀧の事が気になり、3年前、三葉は新幹線で東京へと向かいます。知らぬ所で交差した物語は少しずつ人ずつ結ばれていき、瀧を見かけた三葉は会えば絶対すぐにわかると確信して・・・。
そして、三葉と瀧は惹かれ合い、御神体で会いますが、会えない2人は・・・。
かたわれ時
御神体にいたけど、会えない2人は、かたわれ時のその時に出会い、やっと、会話を果たします。
それとない会話ですが、初めて会った感じのし無い2人の言葉が好きでした。
くだらなくて、笑い合えて、こんな時間がいつまでも続けばいいのにと思い続け他その時・・・。
マジックで名前を書いていたその時、2人の記憶は・・・!
スパークル
「じゃあ・・・やるかしかねえなあ・・・ これで二人仲良く犯罪者や」
「ハッハッハッ・・・やぅたれやー!」
「あの人の名前が思い出せんの!」「知るかアホ!これはお前が始めたことや!」
「マジで・・・あれかよ!?」
そして、挿入歌であるスパークルが流れ始め、彗星もまた落下へのカウントダウンを始めます。
共犯の片棒を担ぎ、さやちん、てっしー、三葉は作戦を遂行します・・・。
そして、同一時間で、世界中で話題になっていたその時、瀧も東京から落ちていく彗星を見ていきます。
そして、ここでスパークルは一旦止まり・・・。
運命だとか未来だとか
「これじゃ・・・名前わかんないよ。」
それでも諦めたくないという思いは三葉の心を突き動かし、町長のもとへ。ここの演出が何よりもかっこよくて、熱くて・・・。
結局、隕石の落下は阻止することはできませんでしたが、その後の展開から犠牲者は0人という奇跡的な結果に。
そして、時間は流れ、瀧と三葉はすれ違いつつも、会えない日々を過ごして行きます。そして、忘れたままの記憶を持ち、時間は過ぎていきます。
だけども、それは少しずつ、確信へつながり会えない気持ちを忘れられない2人は・・・。
最後の展開については、あえて深く言わないようにしたいと思います。ただ、自分にとってすごく良い終わりかただったと思います。
特典ディスクについて
スペシャルエディションには、本編ディスク1枚のほかに、特典ディスク2枚が同梱。
Disc2は、両方とも長いので割愛しますが、Disc3には未使用音声クリップを映像に合わせたものやサントリー天然水の限定CM、スパークル(original ver)のMVが収録されています。
スパークル(original ver)のMVは、フルを初めて見ましたが、movie verとはまた違った映像が収録されています。ちなみに映像はすべて「君の名は。」本編からです。
「君の名は。」Blu-rayスペシャル・エディション3枚組(早期購入特典:特製フィルムしおり付き)
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2017/07/26
- メディア: Blu-ray
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本編挿入歌(使用順に並べ替え済み)
なんでもないやは、4曲目がmovie edit、5曲目がmovie verです。前前前世は映画限定歌詞を収録したoriginal verが、スパークルは歌そのものを再構成したoriginal verが、それぞれRADWIMPSのアルバム「人間開花」に収録されています。