この記事は、後編です。先に前編を御覧ください。
2015年7月にリリースされ、まもなく無償アップデートが終わりを迎えようとするWindows 10。その軌跡を今回も辿ります。
#4 Build2015、主役はもちろん「Windows 10」
この年のBuildは、Windows 10がフューチャーされ、様々な要素が紹介されました。
#4-1 Project Spartanの正式名称、決まる。
Windows 10 Next Chapterの時点では、Project Spartanと呼ばれていました。Build 2015では、正式名称がMicrosoft Edgeに決まりました。因みに、Microsoft Edgeの由来は、IEのレンダリングエンジン「Trident」からフォークされた新しいレンダリングエンジン「EdgeHTML」に由来しています。
#4-2 もう1つのContinnumーContinnum for Phone
Windows 10では従来の「デスクトップ」モードと「タブレット」モードを切り替えることができるContinnumと呼ばれる仕組みがありますが、Windowsスマートフォンと接続し、WindowsスマートフォンとWindows 10搭載PCが連動し、Windowsスマートフォン側をPCと同じように操作することができる機能です。
#5 正式リリース!
7月29日、Windows 10は正式リリースを迎え、isoファイルも同時に公開されました。
Windows 10は、Windows 7 / Windows 8.1 / Windows Phone 8.1から1年間無償アップデートが提供される為、その為のソフトウェアもWindows Updateでリリースされました。
また、2016年9月4日にはリテール版及びダウンロード版でのWindows 10での発売も開始され、NUC環境や自作PC環境へのWindows10の新規インストールが楽になりました。(因みにDSP版は2016年8月発売。PC部品とのバンドル販売が必須です。)
因みに、Windows 10からはインストールメディアがDVDからUSBメモリに変更されました。
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#6 Windows 10 November Update
Windows 10に初めての大型メジャーアップデート「November Update」が提供開始されました。(従来のサービスパックに相当)
新たに、Windows 7・Windows 8.1のプロダクトキーで、Windows 10をインストール刷る際のアクティベートが可能になり、Microsoft Edgeの各機能への対応強化、タイトルバーの色指定の復活等が追加されました。
また、日本版ではCortanaが本格的に開始されました。
#7 Windows 10 Anniversary Update
Windows 10に2回目の大型アップデート、「Anniversary Update」が8月2日にやってきます。
ロック画面からのCortanaの起動、手書き入力サポートAPI群「Windows Ink」や生体認証プラットフォーム「Windows Hello」のサードパーティへの解放等、Windows 10の1周年にふさわしい大型アップデートになっています。
Windows 10のリリースからまもなく1周年。
振り返ってみれば、ユーザーのフィードバックを元に、使いやすいOSに仕上がっていて、とても満足した1年だったと思います。
これからもよろしくお願いします。そして、Windows 10にアップグレードしていない方は、ぜひどうぞ。
画像一部引用:Microsoft News Room