さぁ、ケーブル1本で8K動画を、再生する時代へ。
ビデオエレクトロニクス協会「VESA」は、USB type Cを介して、Displayport 1,4端子における映像出力を実現する「Displayport Alt Mode」の8K対応を正式発表しました。
Display Portって何?
Displayport Alt modeについて、お話する前にDisplayportそのものについて詳しく話しておきます。
Displayportは、VESAが策定したDVIの後継映像出力端子として開発され、Mini Displayportは、Thunderboltの映像出力端子としても採用されており、Surface Bookなどでは既に搭載されています。
因みに、ロゴはこんな感じです。競合規格のHDMIと比較すると柔らかみのあるフォントですね。
因みに、最新のDisplayport 1.4では、4K / 120Hzの出力、HDR信号への対応も果たしています。
Displayport alt modeについて
おまたせしました本題です。Dsiplayport Alt modeは、USB 3.1 Type Cポートを用いて、Displayportを利用できるようにするもの。USB Type Cポート搭載スマホは「Lumia950」「HTC 10」「Nexus5X」「LG G5」などで、まだそんなに多くはないです。
USB 3.1が持つ4つのレーンのうち、2レーンごとに、USB 3.1、Displayportを使い分けます。
今まで、Displayport Alt modeではDisplay port 1.3に対応していましたが、今回、新たにDisplay port 1.4に対応し、8K映像の出力に対応します。
VESAは、8K出力に対応したDisplayport alt mode対応ディスプレイに対して早期認定テストプログラムを開始し、ロゴを見るだけで認定テストに通過した製品かどうかを判別することができると言われています。因みに、Dell、Hp、ASUS、LGエレクトロニクスなどのメーカーはすでにテストを通過しています。
因みに、Displayport Alt modeの仕組みは、既にWindows 10のContinnum for Phoneで採用されております。
ソース:ニュースリリース(VESA)