GoogleとMicrosoftは、 なんだかんだで仲良しです。
Microsoftは、Windowsの公式ブログで、次期バージョンのMicrosoft EdgeでOpusを利用したWebM形式をサポートすることを正式に発表しました。
WebMって何?
WebMは、もともとGoogleが提供している動画コーデックで、軽量さと高品質さを両立させることを目標としています。
Mozila FirefoxやGoogle Chrome、Operaでは以前からサポートされており、Google傘下のYoutubeでは、既にWebM動画を全面的に採用しており、WebM以外の動画もWebMに変換されています。因みに、YoutubeでのWebM動画へのサポートは、こちらのページで確認できます。
今回の対応で何が変わる?
MicrosoftでははWindows 8.1から“MSE”サポートを提供していましたが、当初はH.264/AVCビデオとAACオーディオを利用するFragmented MP4形式のみに対応していました。
最近ではH.265/HEVCビデオとDolby Digitalマルチチャンネルオーディオを利用したMP4形式のサポートも追加されていますが、これはあくまでもハイパフォーマンスメディアを視野に入れたもので、帯域の制限されるWebで扱いやすいものとはかけ離れていまいた。
Microsoft Edgeでは、以前からVP9のソフトウエアデコードに加え、DirecTXのハードウェア機能を活かしたDXVAもサポートされていました。
また、今回サポートされるVP9 WebMで利用されるOpusはそのような懸念がないので常にソフトウェアデコードで処理されるとのこと。また、VP9とOplusはともに“about:flags”画面で無効化することも可能です。
VP9/OpusのWebMをサポートしたMicrosoft Edgeは、既にリリースされている Windows 10 Insider Program 14291に搭載されている他、Windows 10 Anniversary Updateで正式に搭載される予定です。