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Microsoft、次期バージョンのMicrosoft EdgeでGoogleのVP9/Opusを利用したWebMをサポート。

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GoogleMicrosoftは、 なんだかんだで仲良しです。

Microsoftは、Windowsの公式ブログで、次期バージョンのMicrosoft EdgeでOpusを利用したWebM形式をサポートすることを正式に発表しました。

WebMって何?

http://www.flickr.com/photos/44124366475@N01/5356059753

photo by topgold

WebMは、もともとGoogleが提供している動画コーデックで、軽量さと高品質さを両立させることを目標としています。

http://www.flickr.com/photos/36642717@N00/1370458634

photo by Adriano Gasparri

Mozila FirefoxGoogle ChromeOperaでは以前からサポートされており、Google傘下のYoutubeでは、既にWebM動画を全面的に採用しており、WebM以外の動画もWebMに変換されています。因みに、YoutubeでのWebM動画へのサポートは、こちらのページで確認できます。

今回の対応で何が変わる?

http://www.flickr.com/photos/135518748@N08/20179855044

photo by portalgda

MicrosoftでははWindows 8.1から“MSE”サポートを提供していましたが、当初はH.264/AVCビデオとAACオーディオを利用するFragmented MP4形式のみに対応していました。

最近ではH.265/HEVCビデオとDolby Digitalマルチチャンネルオーディオを利用したMP4形式のサポートも追加されていますが、これはあくまでもハイパフォーマンスメディアを視野に入れたもので、帯域の制限されるWebで扱いやすいものとはかけ離れていまいた。

http://www.flickr.com/photos/128747619@N06/15602234873

photo by microbiologybytes

Microsoft Edgeでは、以前からVP9のソフトウエアデコードに加え、DirecTXのハードウェア機能を活かしたDXVAもサポートされていました。

また、今回サポートされるVP9 WebMで利用されるOpusはそのような懸念がないので常にソフトウェアデコードで処理されるとのこと。また、VP9とOplusはともに“about:flags”画面で無効化することも可能です。


VP9/OpusのWebMをサポートしたMicrosoft Edgeは、既にリリースされている Windows 10 Insider Program 14291に搭載されている他、Windows 10 Anniversary Updateで正式に搭載される予定です。