カリスマ的、それでいて変人。そんな伝説の男「スティーブ・ジョブズ」の人生を描いた伝記映画をレビューしていきます。
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スティーブ・ジョブズという人間について
スティーブ・ジョブズは、私の中でもかなり印象に残っている偉人の一人です。
私にとって、最も印象に残っているのはMacbook Air初お披露目の時のジョブズの一コマ。茶封筒からMacbook Airを取り出し、薄さをアピールしている場面。(2016年現在映画化はされていません)
この場面は、的確にかつシンプルに、ノートブックの薄さと使いやすさをアピールできているシーンだと私は思っています。
映画の感想
今回の映画は、Apple製品について語るというよりかはジョブズの仕事人としての苦悩を書いています。
Apple Ⅱに対する待遇の違いによる、ジョブズやウォズニアックとの対立がオープンロードフィルム版より鮮明に描かれています。
また、ジョブズと娘「リサ」との描写がオープンロードフィルム版よりも鮮明に描かれており、iMac発表前のプレゼンテーションの会話は、仕事人としてではなく家族としてのジョブズが見られてとても印象に残っているシーンだったと思います。
オープンロードフィルム版と異なる点は、アップル創業までの経緯がまるまるカットされていたのと、オープンロードフィルム版では描かれなかったアップル復活後の描写が描かれていたことです。
スティーブ・ジョブズは、変人であり、誰よりもカリスマ性のある人間であると同時に家族思いの人間であったことがこの映画でよく分かったと思います。
ちなみに公開はまもなく終了するので、まだ見たことがない人は是非お早めに。