さらばXperia Zシリーズ。
ドイツのソニーモバイル公式Facebookは、ユーザーからの質問に答える形でXperia Z6は存在しないと明言しました。
Xperia Zシリーズを振り返る
Xperia Zシリーズは、2013年1月に、CES 2013で発売された「Xperia Z」から2015年9月に発売された「Xperia Z5」までの間、およそ2年半ちかくの間リリースされてきた今までのXperiaとは違う趣のシリーズでした。
背面にはガラスを採用し、高級感溢れる路線を醸し出していましたが、その一方で似たようなデザインが多く、ユーザーからの不満の声も少なくありませんでした。
私は、Xperia Zシリーズの第3世代にあたる「Xperia Z3(国内版 Xperia Z3SO-01G)」を所持していますが、デザイン面としてはそこまで気になってはいませんでした。
Xperia Z / Xperia Z1 / Xperia Z2
(画像はXperia Z1)
Xperia Zシリーズの原点となるXperia Zは、Android 4.1とクアッドコアのQualcomm Snapdragon S4 ProとフルHDディスプレイを搭載し、当時大きく話題となりました。
また、後継機種となるXperia Z1では、カメラ機能が大きく強化され、ARエフェクトやタイムシフト撮影といったユニークな機能も搭載されています。
因みに、Xperia Z1では、小型端末としてドコモから「Xperia Z1f(海外版ではXperia Z1 Compact)」が登場しました。
また、同じく後継機種となるXperia Z2では、初めて4Kビデオの撮影がサポートされ、大きさも5.0インチから5.2インチへと変更されました。
Xperia Z3 / Xperia Z4(海外版はXperia Z3+) / Xperia Z5
(画像はXperia Z5)
Xperia Z3は、Qualcomm Snapdragon 801にスペックアップしたこともあり、全体的に動作が向上し、スムーズになりました。
これは、MEDIAS X N-04Eから乗り換えた私もひと目でわかるほどのスペックアップしたので、個人的に嬉しかったです。
また、カメラ性能が向上し、ISO12800の高感度撮影にまで対応しましたね。
Xperia Z4(海外版ではXperia Z3+)は、Qualcomm Snapdragon 801からQualcomm Snapdragon 810に変更され、スペックが大幅に向上した反面、Qualcomm Snapdragon 810発熱問題の影響もあり、発熱に悩まされるユーザーが多かったのが、記憶に新しいですね。
また、この機種では、今まで採用され続けたmicroUSB端子に代わり、キャップレス防水のmicro USB端子が採用され、microUSBの端子部も移動となりました。
また、XperiaやSony製のデジタルカメラ「Cyber-shot」ではおなじみのプレミアムおまかせオートに新たに料理モードが追加され、料理が今までよりも美味しそうに見えるようになったのが記憶に新しいですね。
Xperia Z5は、CPUこそ変わりませんが、Xperia Zシリーズの集大成と言われているスマートフォンです。
Xperia Z5では、新たに指紋認証がサポートされ、電源ボタンと一体となりましたね。また、ドコモからはスマートフォンとしては初となる4Kディスプレイを搭載した「Xperia Z5 Premium」も併売され、撮影した4K映像から800万画素の静止画をトリミングする機能も搭載されています。
壁紙の雰囲気も刷新され、Xperiaに新たな生吹を吹き込んだ端末として、私の記憶に残っています。
さて、長くなってしまいましたが、Xperia Zシリーズが実質的に終了してしまった今回のニュース。
一時代を築いたXperia Zシリーズの終了は、残念ですが、私としては、先日のMWC 2016で発表された、Xperia Xシリーズがこれからどのように展開されていくのかがとても楽しみな所。今後の情報に期待して待ちましょう。
ソース:Facebook(Sony Mobile DACH)