さて、早いものでまもなくWindows 10の正式リリースから4ヶ月が経過しようとしています。
Windows 10は今までのOSとコンセプトが異なり、PC、スマートフォン・タブレット、そしてIoTこれら3つのプラットフォームを包括する特別なOSとして色々なメディアから取り沙汰されてきました。
今回は、Windows 10・Windows 10 Mobileの2つのOSの特徴をコンパクトにまとめて、Windows 10が目指しているOSについて紹介していこうと思います。
Windows 10の機能
Windows 10には、MobileとIoTの為のエディションが用意されており、3つのプラットフォームに提供されていることが決定しています。PC・タブレット向けには従来通りのWindowsとほぼ同じUIで、かつ進化したWindows 10 HomeとWindows 10 Proがリリースされます。
タスクビュー
新たにOS XのMission Controlに近い、タスクビューと呼ばれる機能が追加されており、 今まで以上にウインドウを管理することが楽になっています。
スタートメニュー
またWindows 95から搭載され続けたスタートメニューもライブタイルがついて、Windows Phoneライクになって帰ってきました。
また、Windows 10は先程も述べたとおり、3つのプラットフォームを包括するOSです。
Continuum
その為、物理操作に対応してタブレットモードに切り替えられる機能とWindows 10 Mobileスマートフォンと接続することで、まるでスマホでPCを操作しているような感覚で快適に動作させることができる「Continnum」と呼ばれる機能が搭載され、PCとスマートフォンの連携が今まで以上に強化されている印象があります。
ちなみに、スマートフォンとPCを連携させるこの機能には、スマートフォン側に搭載されているCPUがLG G4やNexus5Xに搭載されている、Qualcomm Snapdragon 808以上が推奨とされています。
ですので、この機能は現時点では、Acer Liquid Jade Primoや、Microsoft Lumia 950/Lumia950XL等と言ったハイエンドクラススマートフォンでのみ使用することができます。
Windows Hello
Windows 10では、生体認証が標準でサポートされています。サポートされていえる生体認証は主に2つ。
1つ目は、iPhoneのTouch IDやHTC One M9 Plus・Xperia Z5に搭載されている指紋認証です。スマートフォンではTouch IDの登場以降、準標準機能的な機能になりつつある指紋認証ですが、Windows 10では、iOSやAndroid 6.0と同様標準でサポートされます。
2つ目は、虹彩認証です。
赤外線証明を用いて、眼の虹彩をカメラで撮影し、認証することができる機能です。富士通のARROWS NXやSurface Pro 4でしか採用されておらず、今はまだあまり浸透していない生体認証です。
3つのプラットフォーム全てを統括するWindows 10。
同じOSがPCでもスマートフォンでも動き、同じアプリを活用できるという動きにいまだかつてない興奮を覚えたのが昨日の事のように思えますが、私はこれからもっと多くのデバイスにWindows10が搭載されることに期待を込めてWindows 10 ライフを満喫しています。