色々あってはてなブログに引っ越してきましたので、先行で記事を1本公開します。
2015年7月11日に公開された約3年ぶりの細田守監督作品完全新作、バケモノの子の感想です。
「お前、俺と一緒に来るか?」
ストーリー
9歳の子供、蓮。交通事故で死別した母と、離婚した父親は行方がわからない。1人で渋谷の町を彷徨っていた時、蓮は、「バケモノ」熊鉄と出会い、バケモノの世界へと迷いこむ。
細田守監督作品通算第4作品目となるこの作品は、サマーウォーズのような迫力あるストーリーとおおかみこどもの雨と雪のヒューマンドラマの面白さの2つをいいとこ取りした作品に仕上がっています。
少年、蓮は熊鉄から九太という名前を授かり、共に成長していくという物語ですが、全く二人の呼吸があわないというところが面白いです。
すぐに喧嘩はしてしまうけど、不思議と楽しい。そんな時間を熊鉄と九太は共有して過ごしているのだと思います。
そして、蓮が成長した後に訪れる人間世界の描写は、とことなく第1作の「時をかける少女*1」を彷彿とさせるものでした。
人間世界で出会った少女は、勇気にあふれていて、優しい性格で、ずっとバケモノの世界にいた蓮を人間世界にガイドするようなそんな描写でした。
そして、何より再会した父親は、蓮のことを本当に成長していると思える優しい性格で、蓮のことを気にかけていました。
最後の渋谷での逃げまわるシーンが、とことなくリアルで、サマーウォーズに似た緊張感を味わうことが出来ました。
驚愕のラスボス撃破シーンは、是非劇場かDVDかテレビ放送でチェックしてみてくださいね!
細田守監督作品第4弾「バケモノの子」、サマーウォーズに似た面白さ、おおかみこどもの雨と雪のヒューマンドラマとしての性質をうまく取り入れていると思います。