遅くなってしまいましたが、暖め続けてきたコナン87巻の感想を公開します。
衝撃的な展開から一点!「川中島殺人事件」の完結編と、またまた事件に遭遇しちゃった不運な家政婦桜子さん登場の「死を呼ぶブログ」事件と、これがあの2人の原点!ちょっぴり可愛い「蘭GIRL&新一BOY」事件と、Wで落ち込む2人が迷探偵コンビ結成!?ありそうでなかった「ビッグカップルの秘密」事件の4つを収録。
新一の野郎…、この頃から生意気だな。今も十分生意気だけど。
ネタバレありの感想は続きを読むをクリックしてください。
川中島殺人事件
87巻 File1 「往くことは流れの如し」
87巻 File2 「鞭声粛々夜河を渡る」
堂々の完結ですが、いつもの連続殺人事件と違って、コナンが現場に来なくて、大和警部と三枝警部の一騎打ちとなる非常に珍しいパターンです。
コナンは、新幹線で蘭と小五郎に説明をしただけで、長野県警が追い詰めているというこの状況は、全編を通してあまり例がないですね。
事件のトリックはのほうもこれまたびっくりで、本当に今までで一番びっくりするほど巧妙で、手間が掛かっているほど難しいトリックですね。86巻のクライマックスには見事に騙されましたね。悔しいーっ!
死を呼ぶブログ
87巻 File3 「BLOG」
87巻 File4 「PHOTO」
87巻 File5 「SELFIE」
コナンでは、よくある犯人がわかりきっている事件かとおもいきや、容疑者が3人出てきて、結局結末はやっぱりわかりきっていた犯人だった事件です。
正直な話、このブログ事件は、桜子さんが再登場していたというより、今だからこそできるトリックだって思える事件だと思います。
スマホに録画して、覗き穴にかざすというのもフィーチャーフォンじゃ、画質が粗悪すぎてバレそうですしね。(例外があるかもしれませんが…)
後は、ブログの写真のトリックはさすがに無理やりだとは思いますが、不可能ではないと思うので、インターネットやスマートフォン、そしてタブレットが普及した現在でないとほぼ不可能に近い事件なんだなと感心して読みました。
蘭GIRL&新一BOY
87巻 File6 「蘭GIRL(前編)」
87巻 File7 「蘭GIRL(後編)」
87巻 File8 「新一BOY(前編)」
87巻 File9 「新一BOY(後編)」
青山先生が入院していた時に書いていた事件です。
とりあえず、この事件をざっくり言わせていただきますと「入院しながらよく書けるな~」って思いました。
蘭GIRLは、蘭らしい強さが、新一BOYSは、新一らしいかっこ良さが、よ~く出ていた事件だと思います。
僕は、新一も蘭も連載当初から好きなキャラクターとしてみていました。(最近は赤井さんや世良も好きですが…)
でもでも、今まで全然語られなかった新一と蘭が名前で呼び合う理由というのがわかりませんでした。(工藤新一少年の冒険では、もう既にお互い名前で呼び合っていましたましたが、あれはこの事件より更に後の時系列だと思いますので、除外。
※ネタバレ注意の追記’(読みたい方は反転) 工藤新一少年の冒険では、結末で蘭と呼び始めましてたね))
蘭GIRLSのほうでは、とっても強く、ストーリーとして面白く、新一BOYSのほうでは、とっても考えていて、事件として面白かったキャラクターの良さを存分に生かした作品になっています。
(とりあえず蘭がこの頃から、空手を習っていて先生倒してなくて良かった良かった)
ビッグカップルの秘密
87巻 File.10 「ビッグカップル誕生!?」
87巻 File.11「 スタッフのアリバイは?」
新一BOYの次、87巻の最後を飾るのは、本当にありそうでなかった迷コンビ2人がタッグを組んだ大事件です。
この事件は、とにかく事件というより灰原と小五郎の表情に大注目です。灰原が怖すぎだよ青山先生…。(汗)
コナンがいなくても、十分ストーリーとして成立しているので、とっても面白そうですね。
それにしても小五郎が
「探偵事務所のHP作ってもらってからノートPC使いこなしてるし…」
それにしても灰原が
「比護さんのニュースに、ショック受けてたり」
…人って、見た目によらないんですね。
というわけで、そんな迷コンビ事件の解決編は、次巻88巻に収録されます。
というわけで、意外な展開で収束した川中島殺人事件や、迷コンビ2人の印象がやたらと強かった87巻でしたが、やっぱりコナンはまだまだ面白いですね。世良登場の巻以前から購入していましたが、コナンを買い直して本当に良かったと胸を張って言える巻に仕上がっています。
デジタルになったおかげで、よりリアルに仕上がったというのもあると思うんですけれども、ジン以上の大物「ラム」の正体に少しずつ迫っていっているのが、面白いですね。
ラムの正体については、私はまだわかりませんが、これからもコナンという作品の面白さは変わらず続いていくと思いますので、88巻を楽しみに待ちたいと思います。