8月8日に公開されたSTAND BY ME ドラえもんの感想です。今まで、私がブログでドラえもん作品についてレビューしてきませんでしたが、約8年ぶりに映画館に足を運びレビューするに至った作品です。
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未来の国からはるばると
原作漫画の1話のタイトルを概ね原作通りに再現しています。ただし、原作と違って真夜中に2人が来訪してくる点が異なりますね。また、アルバムが電子アルバムに変わっていたのも大きな特徴です。
この流れに関しては大山版、原作、水田版で計3回ほど見てますが、この映画では、CGが相まって、夜の町並みがとても綺麗に伝わっていたのが僕個人の感想です。
原作エピソードの繋がり
原作から「すり込み卵(原作37巻)」、「ムシスカン(原作32巻)」、「雪山のロマンス(原作20巻)」、「のび太の結婚前夜(原作25巻)」「さようならドラえもん・帰ってきたドラえもん(原作6・7巻)」の6つが映像化されていましたね。それぞれの話、全て私が原作全てを見たことある作品なのですが、それぞれの話をオムパニス形式で映像化するのではなく、なんと合間にオリジナルシーンを挿入しての映像化でしたね。
これに関しましては、私は素晴らしいと思っており、特にムシスカンに関しましては、原作から演出が大幅に強化されていて素晴らしいエピソードに仕上がっていました。
雪山のロマンス・のび太の結婚前夜もいずれも原作を読んでおり、名作と言っていいほど評価しているのですが、なんと雪山のロマンスは、途中で改変が行われていましたね、しかしこれものび太の結婚前夜へのつなげ方がとても秀逸で、オリジナルシーンは是非とも劇場で見てほしいものです。
さようならドラえもん・帰ってきたドラえもんに関しては、ストーリー冒頭で登場した本作オリジナル設定の「成し遂げプログラム」の伏線を回収した形での映画となり、ラストへのつなげ方がとても良かったと思っています。
成し遂げプログラムに関しましては、映画のストーリーの根幹に関わるので、本文中での明言は避けたいと思います。ご容赦ください。
8年ぶりのドラえもん映画。私はとても満足した内容だと自分の中では思っています。どんな人にでも楽しめる映画だと実感しておりますので、ぜひ御覧ください。